「家族って何?」
まずは、以下の図絵作品をご覧ください。




これらは、2007年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」受賞作品です。(朝日新聞2007年10月26日)
どの作品もみんなとてもよくできていて、なるほどな~~と味わい深く鑑賞したり感心したりできますよね。
家族についての常識的な意味づけ・定義づけとしては、「最も親しい人たちの共同生活の最小単位」と言っていいと思いますが、最も親愛なるがゆえに、年長者(成人)が幼き者たち(未成年者)を養育・教育する責任を強く感じすぎるあまり、ついつい年長者側の考える理想・夢・希望のレールを敷き幼き者たちを走らせてしまいがちですが、家族の一員と言えども、それぞれが個別の独立した生身の人間・人格ですから、好み・感情・希望・知識・経験・意思などは皆ちがうものです。そのことによって、ときどきはお互い志向することが違ってぶつかりトラブル・口論になることもあるでしょう。できるかぎり密にコミュニケーションをとって、皆が納得する道を探りたいものです。
安心できる居場所としての家族は、大人にとっても子どもにとってもとても大切なもので、これがあってこそ自身を持って外へ出て行って自分の力を存分に発揮できる、とも言えるでしょう。



