現在では、ほとんどのSNSが自由に登録・閲覧・投稿できるようになっており、大きくは国際政治・国内政治・経済・社会事件など、さまざまな場面・ジャンルでおおいに使用され、良いも悪いもこれまでになかった大きな影響を与えるようになりました。
一つの例では、2016年の熊本地震の時に、「ライオンが逃げた」というデマ情報がSNSを通して発信されました。この「うそのつぶやき」は、あっという間に2万回ほど再発信され、拡散し、閲覧した多くの人がこの情報におびえることになりました。
こういったことに陥らないために大切なことは、テレビ・ラジオ・新聞・インターネット・政府広報・自治体広報などのさまざまな情報を「見くらべて考える」ことです。
(上水流(かみずる)信秀(のぶひで)氏筆・岐阜新聞記事・2017年2月14日・2018年10月23日・2019年3月10日・2021年2月9日)
一つの新奇な情報をすぐに鵜吞みにせず、「ちょっと待てよ」と少し距離をとって、いくつものメディアを読みその中から本当・真実を見出していく作業は、しんどく、面倒な作業ですが、その営みを信頼できる仲間の助けも得て、地道に務める粘り強さと注意力が不可欠なのですね。