逆説の子育て いたずら、楽しい実験(岐阜新聞2014年8月8日)
「子どものいたずらはたいがい、「これをこうしてみたらどうなるんだろう?」という実験です。それだけ好奇心があり、実行力があるということ。物を分解してしまうのなんて、そのいい例です。」「やたらと汚すのは化学の実験です。」「高いところから飛び降りたりするのは、自分の身体能力を試す実験。どれくらいの高さなら大丈夫かという相場感をもっている子は、突然とんでもない高さから飛び降りて骨折するようなへまはしません。」「そういう実体験の中から、危険を察知する「肌感覚」や「生きる力」が培われるのではないでしょうか。社会生活を営む上では、人に迷惑をかけるようないたずらは慎まなければいけないことを教えなければいけませんが、大目に見てやれる部分は極力大目に見てあげるほうが、子どものためになります。」(教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏)(岐阜新聞2014年8月8日記事)
子どもたちがそれぞれ自分の好きなこと・ものを見つけ、好きなだけ没頭し、個性豊かに知識・能力をのばし、生涯の礎(いしずえ)や糧(かて)としていけるよう願いたいものですね。