<ほめて育てるための具体的な方法> ~ほめる達人協会理事長・西村貴好さんから学ぶ~

《ほめ達の方法》

〈その1〉「子どもの話を聴くときに、目を見る、頷(うなず)く、相槌(あいづち)を打つ、繰り返す、感情を込める、メモを取る。」この最後の「メモを取る」というのは、あまりやられていないと思います。「子どもが大きくなった時にさりげなく見せて伝えてあげることができます。このように、「聴く」人も、その姿勢によっては大きなメッセージを話す人に伝えています。」

〈その2〉「子に対するほめことばをいくつお持ちですか?」このフレーズを読んだときに、私(加藤憲)は、ある小学校教員がおっしゃったことばを思い出しました。「家庭訪問か個人懇談の場などで私(教員)はこうお母さん・お父さんに尋ねます。「お母さん・お父さん、お子さんの良いところを10個挙げてみてください。」と。」なかなか難しい課題かもしれませんね。でも、普段からこのように心掛けていると、そのうちできるようになると思います。ほんの些細なことで良いんです。「オッ!!最近変わったな!」と思うことで良いので、メモしていってみたらどうでしょうか。「結果よりもプロセスを認めてあげることが大切です。これまでできなかったことができるようになったら、保護者としても嬉しいですよね。そこを即座に率直にほめてあげましょう。」

〈その3〉ほめことばベスト3

  • 4S「すごい!さすが!すばらしい!ステキ!」「かんぺき!」も良い。
  • 「惜しい」ここ直してほしいな、と言いたいときは、「惜しいな」と言われると、もう少しでできるんやな、と励まされてるように子どもは思います。「僕のこと、認めてくれてる、と感じさせることばです。
  • 事実プラス「ありがとう」

例「手伝ってくれてありがとう。助かったよ。」

私(加藤)は、以前、少年院の指導員の講演を聴いて、目からうろこが落ちました。犯罪を犯し少年院入りした少年に、この指導員が尋ねました。「君は、これまで家族やその他の大人から、「ありがとう」と言われたことはあるかね?」と。そしたら、その少年は、はきすてるように「そんなこと、一回も言われたことねえよ!」と言ったそうです。なるほどなあ!と納得しました。愛すべきことばは、人を育むのだなあ!!と合点しました。毎日、「ありがとう」「いいぞ!」「ステキ!」「惜しい!もうちょっと!」などのことばを、子どもたちにさんさんと降り注ぎたいですね。

(文章の出典は、前回と同じです)

「生理学研究所」の定藤規弘教授(脳科学)らの研究チームは、「他人に褒められると、意欲や意志決定に関わる「綿条体」と呼ばれる脳の領域が反応することを確認した。さらに、褒められた人は、指を使った運動技能の習得が上手になることも確かめた」そうです。(朝日新聞2016年9月8日記事)