半世紀前では、日本の学校教育現場では、教師による体罰は平生見かけるものでした。戦前・戦中の軍隊教育の名残があったのです。しかし、平成・令和と時代が進むにつれ、より体罰禁止・ジェンダー平等・人々の人権・個性を尊重する意識等が高まってきて、公然と体罰をふるう教育者は減ってきました。
アメリカでも、いろいろな多様な考え・教育行為があるようですが、日本よりも体罰に寛容のようです。「アメリカの家庭では身体的虐待は違法だが、体罰は合法です。つまり、アメリカの親は、怪我をさせない限り子どもをお尻を叩く法的権利を持っていて、アメリカで使われている定義では、お尻を叩くことのほとんどは身体的虐待ではありません。お尻を叩くことが虐待となる一線を越えるのは、「身体的または精神的な被害」を引き起こした時です。」(前掲書198ページ)「いくつかの研究によって、アメリカではお尻を叩くことがあまりにも一般的で、子どもをしつけるための標準的な方法として受け入れられていることが明らかにされています。」(同書200ページ)
しかし、さらに最近の表明としては、やはりアメリカ小児科学会は、「望ましくない行動を管理するために、お尻を叩くこと以外の方法を用いるように親を奨励し、支持することを推奨しています。」大人は子どもが「何をすべきかを別の方法で教える必要があります。」(同書201ページ)
やはり体罰は子どもの心を傷つけ、末永く暗い心の影を残すものですよね。








