《子どもは③⑦⑩歳(を節目)に進化する》

0~3歳;かわいがることが、心をたくましくします。
脳の神経細胞が増え続ける時期ですが、神経伝達回路はまだ未熟で、大好きなお母さんお父さんからたくさん愛情を受けることが脳の発達に良い影響を与えます。
3~7歳;子どもの気持ちの整理を手伝いましょう。
増え続けた脳の神経細胞のうち、不用な細胞が消去される「間引き現象」が起きます。脳の神経細胞のベースを作って、脳の基礎を作ります。
7~10歳;自ら学ぶ習慣が「本物の頭の良さ」を育てます。
脳がほぼ大人と同じ状態になります。「自分でやりたい」気持ちが強まり「自己報酬群」が発達していきます。「自主性」が大事になります。
10歳~;努力したことに胸を張りたくなるようなほめ方を心がけましょう。
ここからが勉強適齢期です。頑張っていたら「すごいね!」とほめて、子どもの自尊心を刺激していきましょう。
(林(はやし)成(なり)之(ゆき)日本大学医学教授 『PHPのびのび子育て』2013.12月号)
「はやくはやく」「もっと上手に」「もっと立派に」などと追い求めてばかりでは、子どもも親も疲れてしまいます。発達段階を順に追ってじっくりと進んでいくことが大切ですね。あと、この発達段階は、あくまで「平均」「標準」であり、個人差もたくさんあることは、頭の片隅に入れておきたいですね。