〈逆説の子育て〉ダダこね、根性の表れ
幼児期は何でも親の言うことをきく素直な時期からだんだんに言うことがきかなくなりやりにくくなる時期と言えるでしょう。しかし、おおたとしまさ氏(教育ジャーナリスト)は次のように、安心できるアドバイスを書いて下さっています。「ダダをこねるのは不屈の精神の表れです。未熟なプレゼンテーションとも言えます。ダダをこねるだけの根性がある子は、成功する見込みがあるといってもいいでしょう。」「だからといって甘やかすわけにはいきません。いきなり「ダメ」と否定するのでなく、「どうして欲しいのか」など質問して、子どもの気持ちを聞いてあげることです。上手にプレゼンをさせることと言い換えてもいいでしょう。その上で、ダメである理由を説明します。すると100%ではありませんが、いきなり「ダメ」というよりも高い確率で納得してくれるものです。だまされたと思って試してみてください。」(岐阜新聞2014年8月15日)
子どもの人格や気持ちを尊重し、一度できるだけ丁寧に聞いてあげ、大人の側の気持ちも冷静に伝えながら、ある意味中間的・前向きな方向性・目標を模索し伝えていく、ということなのでしょうね。