これまで「からだ育て」のテーマで、食育・睡眠その他の諸問題について考えてきました。今日は、「体育・運動」について考えましょう。
2021年夏・2022年冬とオリンピックが続きました。世界トップクラスの各種スポーツの選手たちの活躍ぶり・ストイックな姿勢や、「人事を尽くして天命を待つ」心境から漏れ出ることばには、たくさん学ばせてもらえるものがあります。素人でも、なにがしか自分が好きで自分のペースで楽しめるスポーツが見つけ出せるといいですよね。
「音楽・製作・瞑想などより、“朝、体を動かすこと”が頭を良くする!」
米カリフォルニア州教育局の最近の大規模調査の結果、運動量・体力と学力・知的能力には相関関係があることがわかりました。運動すると、脳に栄養が多く送られ、認知・思考・感情を活発にするそうです。その際大切な心がけとして、
①心拍数を最大の8割まで上げる。
②普段使わない筋肉を使うチームゲームを楽しくやるのがよい。
③できれば朝やるとよい。
の3点があります。
日本でも、栃木県宇都宮市立瑞穂南小学校では、月2回ほどインストラクターの指導の下に20分程度、「だるまさんがころんだ」などを本格的に真剣にやって汗だくになっているそうです。子どもたちは、「頭がすっきりする!」と言って教室へ入っていくようです。(『プレジデントファミリー』2013年10月号)
最近、聖徳学園大学が中心になって、「野球チーム監督が怒らないで選手を育成する」運動を始めたそうです。まずは、「お仕着せ」・強制でなく自分で選んだスポーツを、楽しく・のびのび・マイペースで・精一杯打ち込むことが大切ですよね。