<自然と遊ぶ>

前回に続いて、自然との具体的なふれ合い方・例を述べてみましょう。

①お子さんと、近くの野山へ行ってみましょう。近くの公園・野原・低山・川・滝・海など、どんなところでもいいですから、好きなところ・行ってみたいところをゆっくりと味わいながら散策する、というのが一番いいでしょう。岐阜市には、金華山などをはじめとして、身近に登りやすい低山がたくさんあります。私がこれまで行った近場でのお薦めコースを数例挙げます。

  • 椿洞・畜産センター・ハイキングコース
  • 三輪・ファミリーパーク・ハイキングコース
  • 本巣・文殊(もんじゅ)の森・ハイキングコース
  • 伊自良・釜ヶ谷(かまがたに)
  • ながら川ふれあいの森・百々ヶ峰ハイキングコース
  • 黒野・御望山  など。

山の楽しみはまず、森・林の名の通り、「森林浴」ですね。ストレス解消・メンタルヘルス・睡眠改善など、医学的立証の報告もあるそうです。そして、平地では見られない動植物を見かけたりします。私は、本巣の山で、鹿の親子や、猿・狐などを見かけました。鳥の鳴き声も、平地では聞けないものも聞けます。でも、熊には大いに気をつけましょう。空き缶をガラガラ鳴らしながら歩いたり、大勢でわいわいしゃべりながら歩いて、人間がいることを向こうに知らせながら歩くことも効果があるそうです。

②小川を覗くと、魚・さわがに・かたつむりを見つけることもあります。浅瀬の沢に転がっている小石をどけると、さわがにがその下に潜んでいたりします。

③お弁当を持って行くと楽しみも増えますし、焚火が許されるところで、簡単な野外料理をするのも楽しいですね。基本的なマナーとして、火の扱いに十分気をつけること、後片付けをしっかりして、来たときのようにきれいにし、ごみはすべて持ち帰ることが大切ですね。

④ 山の花は、採取は禁止ですが、草の茎をとってお子さんと草相撲をしたり、落ちている小枝と輪ゴムで手製のパチンコをつくって遊んだりするのも一興ですよ。