「逆説の子育て 威張(いば)り、威厳(いげん)ではない」(岐阜新聞2014年10月3日)
昔に比べると、今は、やさしいお父さんが増えてきたように思いますが、これも、男女平等参画という時代の移りゆきの一つの反映でもあるのでしょう。こんな中、親の権威・威厳とは何か?どう子どもに表現していったら良いのか?といったことについていろいろと考えてみる必要があるように思います。この新聞記事では、次のように述べています。「お金を稼いでいる人が偉い、などというのは浅はかな価値観です。」「そもそも「厳しさ」とは、見せびらかすためにあるものではなく、自分自身を律するためにあるものだと思います。本当の「威厳」とは、「人間として正しいことができる強さ」や「正しいことを自分自身に課す厳しさ」からにじみ出るものです。例えば、間違ったときには子どもに対しても真摯(しんし)に謝(あやま)ることができる、成すべき事を成すまで言い訳しない、など。大人のそういう正しさ・気高さにこそ、子どもは威厳を感じるのだと思います。そして、自らも威厳ある人間に育っていくのではないでしょうか。」(教育ジャーナリスト・おおたとしまさ氏)
まさに、「子は親の背中を見て育つ」のことわざ通りですね。