逆説の子育て・手元の物で考え遊ぶ

出来合いのおもちゃばかり与えると、子どもは創造力を発達させないのではないかと考える教育専門家は多くいらっしゃると思います。私もアナログ系タイプの人間としてそうした考えに同意し、スマホやゲーム機器で決まり切った方法・ルールで遊ばされている今ドキの子どもたちを心配していますが、教育ジャーナリストおおたとしまささんは、いろいろと楽しい手作り遊びを紹介していらっしゃいます。
「例えば手元に一本のロープがあるとします。どんな遊びができるでしょうか。縄跳びも電車ごっこもできるでしょう。床に土俵をつくってお相撲をしてもいい。ロープを何重にも結んで団子状にしてそれをほどかせる遊びも、知恵の輪みたいで面白いですよ。新聞紙ではどうでしょう? チャンバラごっこは定番ですね。ボール状に丸めてゴミ箱めがけてシュートすれば、「ゴミ箱バスケット」になります。ひらがなを練習中なら、「このページの中から『か』という字を探してごらん」と言って文字を探させても盛り上がります。」「手元にあるものを使ってどれだけバリエーション豊かな遊びを発想できるか、親のセンスが問われるところです。子どもに創造力のお手本を見せてあげましょう。そうすれば、きっと子どもも、創意工夫ができる人になるはずです。」(岐阜新聞2014年8月29日)

さすがは教育ジャーナリストですよね。この考え方ならいくらでも手元にある物で遊びを作れそうですね。