乳幼児の子育ての最も基礎的な心得は、人の自然な感情である子どもへの愛情である、と本ブログ第一回(前回)に書きました。こうした思いを、古今東西数多くの教育家たちが説き述べていますが、現代の子育て環境の中でたいへん有名になったベストセラー書『子どもが育つ魔法の言葉』(ドロシー・ロー・ノルト著・PHP研究所)には、とてもわかりやすい子育て上のアドヴァイスがあります。
「愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子どもに育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気藹々(あいあい)とした家庭で育てば、子どもは、この世はいいところだと思う
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子だ。」と思ってしまう
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる etc 」
いかがでしょうか?
幼い子ほど、人間的な環境の人格・性格形成への影響力が大きい、ということがうかがえることばだと思います。
乳幼児期は、心豊かな人間形成のための大切な基礎づくりの時期です。愛情・思いやりたっぷりの環境の中で、お互いに思いやり助け合って生きる喜びをたくさん感じていけるよう、精いっぱい支援していきたいものですね。