<子どものことばのおもしろさ・ユーモア>

新聞紙上で、とっても心が温かくなる子どもの詩に出逢いました。まずはじっくりと読んでみてください。

お父さん 小学4年 江守慶介

お父さんは、朝早く会社へ出かけて、帰りもとてもおそい。
だから、休みの日以外は、ごはんもいっしょに食べられない。
月曜日から金曜日まで、お父さんに会わなかった時もある。
土曜日になってお父さんに会うと、何だかはずかしくて話ができない。
本当にたまにだけど、お父さんの体をマッサージしてあげた時は、
とてもいい気分になりました。
それは、「ありがとう、慶君。体のつかれがとんでいったよ」
と言ってくれたからです。
がんばって、お父さん。
(岐阜新聞2015.4.21)

いかがでしょうか? 素朴な内容ですが、とっても心が温まる良い詩だと思います。幼児たちには、まだこれほどの親を思いやることばを発することはできませんが、同じ心をいつも抱いていることと思います。紙上でこの詩を紹介されている増田修治さん(白梅学園大学教授)も「親も子も、どちらも同じように相手をいたわり合って生きているのです。」とおっしゃっています。

岐阜新聞2015年6月16日に載っていた子どもの詩には、たっぷりのユーモアとお兄ちゃんの思いやりが表現されていて、私は読んで思わずうなってしまいました。こんな子どもたちに育ってほしいと願う理想の心持ちだと思いました。じっくりと子どもたちと読んでみたいものですね。

ことばを毎日学びつつある子どもたちのことばは、言い間違い・勘違い覚え・冗談・新しいことばの一つ覚え・悪口・陰口など、実にさまざまで、中には修正したり、たしなめたりする必要のあるものも多いですが、大人が思いつかない発想で思わず快笑してしまうものもあります。ともに楽しみながら、ことばの面白さを見つけてやりとりしていきたいものですね。