子どものよさ

本欄で何度も話題にしていますが、増田修治さん(白梅学園大学教授)が新聞紙上で、とっても心が温かくなる子どもの詩を紹介しています。まずはじっくりと読んでみてください。

お父さん         小学4年 江守慶介

お父さんは、
朝早く会社へ出かけて、
帰りもとてもおそい。
だから、休みの日以外は、
ごはんもいっしょに食べられない。
月曜日から金曜日まで、
お父さんに会わなかった時もある。
土曜日になってお父さんに会うと、
何だかはずかしくて話ができない。
本当にたまにだけど、
お父さんの体をマッサージしてあげた時は、
とてもいい気分になりました。
それは、
「ありがとう、慶君。
体のつかれがとんでいったよ」
と言ってくれたからです。
がんばって、お父さん。

(岐阜新聞2015.4.21)

いかがでしょうか? 素朴な内容ですが、とっても心が温まる良い詩だと思います。幼児たちには、まだこれほどの親を思いやることばを発することはできませんが、同じ心をいつも抱いていることと思います。紙上でこの詩を紹介されている増田修治さん(白梅学園大学教授)も「親も子も、どちらも同じように相手をいたわり合って生きているのです。」とおっしゃっています。
それぞれのご家庭で、オリジナルな温かいふれあいのひと時をおすごしください。